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【新任ドクター着任のご挨拶】整形外科部長 斯波 卓哉

2020年4月1日 赴任してまいりました整形外科の斯波卓哉(しば たくや)と申します。
60歳(還暦)を機に前職である、東京都世田谷区にある久我山病院整形外科を退職し本病院に勤務することを決意いたしました。
性格は極めて温厚と思っておりますが、あくまで本人評価なので実際はこの限りではないかもしれません。
さて整形外科医としての経歴ですが、脊椎外科、関節外科を経て最近はもっぱら外傷外科医として手術をがんばっており、骨折治療に生きがいを感じております。
骨折治療はこの5~10年ほどで飛躍的な進歩を遂げ、随時Up dateが必要な状態です。
簡単に申し上げますと、手術に使用する機械の進歩、手術手技の洗練、術後管理法の変化などがあげられます。例えば20年ほど前は、手関節の骨折の加療は保存的加療が最優先でした。4~6週間ほど手関節を固定しますので日常生活の制限は必発です(利き手を固定されたら本当に困ると思います)。最近は手術を行う事で翌日から手を使っていただけます。 お食事も手を使ってとれますし、パソコンのキーボードも打てますので、就業再開も早めに開始することができます。
関節外科も継続しております。最近は人生100年時代などといわれております。軟骨がすり減って痛くなった関節が保存的加療でよくならなければ積極的に人工関節をお勧めします。
痛い関節に別れを告げて、痛くない快適な日常生活を送っていただくことがよろしいのではないかと考えております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

整形外科部長 斯波 卓哉