2024/04/16
令和6年4月より脳神経外科を担当させていただきます。
生まれも育ちも兵庫県で、大学の医局に約20年間、市中の病院で10数年間、「脳卒中」(脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血など)や「頭部外傷」を中心に診療を行い、点滴や内服治療の他、観血的手術(通常の手術)、血管内手術(カテーテルによる手術)による治療も行ってきました。
今後の私の診療の方針ですが、
最近では、医療の適正化が医療界での大きな課題となっており、当科でも、当院の役割をしっかりと受け止め、高度医療機関やかかりつけ医の先生方、各施設関係者との連携を積極的に進めていきたいと思います。
また、高齢化に伴い最近は「認知症」や「高齢者のてんかん」患者さんが増加しています。これら疾患は、患者さんご本人やご家族の経済的、肉体的負担だけでなく、精神的負担も大きく、これまで以上に力を入れて診療を行っていきます。
認知症については、アルツハイマー型認知症などの薬物治療が中心となる認知症の他にも、「手術で治る」認知症があり、神経内科の先生と連携をとり積極的に手術治療も取り入れていきます。
病気を治すのはもちろんですが、従来通り、患者さんのご希望を第一に、自分の両親、配偶者、子供、孫であればどうするか?を一緒になって考え、診療に臨みたいと思います。
見た目は、ちょっとゴツくて、ちょっと口は悪いかも知れませんが、患者さんやそのご家族とは思っていることを口に出せる関係で診療を行っていきたいと思いますので、長いお付き合い、宜しくお願いします。
脳神経外科部長 林 宏
(資格等)
日本脳神経外科学会 専門医
日本脳血管内治療学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
ICD(インフェクションコントロールドクター)