2024/12/02
2024/06/18
令和6年6月より人工透析外科として透析シャントおよび透析管理を担当させていただいております。
生まれは大阪ですが、高校卒業までは神戸市で育ちました。大学は富山大学へ進学し、初期研修後に神戸へ戻り、大学の医局にお世話になりながら外科の修練を積んでまいりました。富山、神戸、浜松、京都と様々な地域で医療に携わらせていただき、良い指導者にも恵まれご縁あって透析シャントの手術を専門に治療を行っております。
特に、京都の大規模透析センターで勤務させていただいた際は、計913名の透析入院患者様の主治医を、1,367名の透析関連手術(うち執刀960件)をさせていただきました。もちろん、私は若輩者ですので長年医療に携わって来られた先生方に比べると浅はかな経験しかございませんが、素晴らしい指導医・医療スタッフ・患者様に恵まれここまで医療に携わってこられたこと、感謝しながら歩んでおります。
さて、透析シャントは難しいというイメージをお持ちの方は多いと思います。もちろん管理も含め簡単なものではありませんが、何が難しいのでしょうか。その答えは「多様性」にあると思っています。今まで診察させていただいた透析シャントに関して、同じシャントをお持ちの方は誰一人いませんでした。同じ患者様でさえ、時期が異なればシャントの状態は変化しています。なぜ、ここまで多様性があるのでしょうか。それは「血管」だから、ではなく「人」だからです。また、「患者」だから変化するではなく、「人」だから変化するのです。多様性に富むがゆえに一人一人に望まれる治療が異なると思っています。
望まれる治療法の提供のためには丁寧な診察と「人」と「人」との関係性が大事だと考えます。丁寧な診察と皆様の意見を尊重する医療が提供できるよう努めます。どうぞよろしくお願いいたします。
人工透析外科主任医長 髙井 亮
(資格等)
・日本外科学会専門医
・透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 VAIVT認定専門医
・医学博士
2024/04/16
令和6年4月より脳神経外科を担当させていただきます。
生まれも育ちも兵庫県で、大学の医局に約20年間、市中の病院で10数年間、「脳卒中」(脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血など)や「頭部外傷」を中心に診療を行い、点滴や内服治療の他、観血的手術(通常の手術)、血管内手術(カテーテルによる手術)による治療も行ってきました。
今後の私の診療の方針ですが、
最近では、医療の適正化が医療界での大きな課題となっており、当科でも、当院の役割をしっかりと受け止め、高度医療機関やかかりつけ医の先生方、各施設関係者との連携を積極的に進めていきたいと思います。
また、高齢化に伴い最近は「認知症」や「高齢者のてんかん」患者さんが増加しています。これら疾患は、患者さんご本人やご家族の経済的、肉体的負担だけでなく、精神的負担も大きく、これまで以上に力を入れて診療を行っていきます。
認知症については、アルツハイマー型認知症などの薬物治療が中心となる認知症の他にも、「手術で治る」認知症があり、神経内科の先生と連携をとり積極的に手術治療も取り入れていきます。
病気を治すのはもちろんですが、従来通り、患者さんのご希望を第一に、自分の両親、配偶者、子供、孫であればどうするか?を一緒になって考え、診療に臨みたいと思います。
見た目は、ちょっとゴツくて、ちょっと口は悪いかも知れませんが、患者さんやそのご家族とは思っていることを口に出せる関係で診療を行っていきたいと思いますので、長いお付き合い、宜しくお願いします。
脳神経外科部長 林 宏
(資格等)
日本脳神経外科学会 専門医
日本脳血管内治療学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
ICD(インフェクションコントロールドクター)