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【ドクター着任のご挨拶】人工透析外科主任医長 髙井 亮

令和6年6月より人工透析外科として透析シャントおよび透析管理を担当させていただいております。

 

生まれは大阪ですが、高校卒業までは神戸市で育ちました。大学は富山大学へ進学し、初期研修後に神戸へ戻り、大学の医局にお世話になりながら外科の修練を積んでまいりました。富山、神戸、浜松、京都と様々な地域で医療に携わらせていただき、良い指導者にも恵まれご縁あって透析シャントの手術を専門に治療を行っております。

 

特に、京都の大規模透析センターで勤務させていただいた際は、計913名の透析入院患者様の主治医を、1,367名の透析関連手術(うち執刀960件)をさせていただきました。もちろん、私は若輩者ですので長年医療に携わって来られた先生方に比べると浅はかな経験しかございませんが、素晴らしい指導医・医療スタッフ・患者様に恵まれここまで医療に携わってこられたこと、感謝しながら歩んでおります。

 

さて、透析シャントは難しいというイメージをお持ちの方は多いと思います。もちろん管理も含め簡単なものではありませんが、何が難しいのでしょうか。その答えは「多様性」にあると思っています。今まで診察させていただいた透析シャントに関して、同じシャントをお持ちの方は誰一人いませんでした。同じ患者様でさえ、時期が異なればシャントの状態は変化しています。なぜ、ここまで多様性があるのでしょうか。それは「血管」だから、ではなく「人」だからです。また、「患者」だから変化するではなく、「人」だから変化するのです。多様性に富むがゆえに一人一人に望まれる治療が異なると思っています。

 

望まれる治療法の提供のためには丁寧な診察と「人」と「人」との関係性が大事だと考えます。丁寧な診察と皆様の意見を尊重する医療が提供できるよう努めます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

                                   人工透析外科主任医長 髙井 亮

(資格等)

・日本外科学会専門医

・透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 VAIVT認定専門医

・医学博士